今回の内閣改造について政府関係者は、「新しい視点と感性を入れたいという総理の思いがあった」として刷新感を打ち出している。一方で自身が率いる岸田派の閣僚の数を減らしてでも、安倍派など各派閥の要望を最大限聞き入れる「党内融和」重視も色濃く出ている。これは岸田総理が来年の自民党総裁選と早期の解散総選挙をにらんでいるためだという。現在政府・与党は、早ければ来月16日にも臨時国会を召集する案を軸に調整を進めている。岸田総理は「思い切った内容の経済対策を実行していく」と話しているが、その財源となる補正予算案を臨時国会中に提出するかは未定とのこと。今回の内閣改造が政権浮揚につながれば、年内解散の可能性も高まるとのこと。