政治資金規正法の改正を巡り、日本維新の会は政策活動費を廃止し、新たな制度を設けることなどを盛り込んだ独自の改正案をまとめた。日本維新の会がまとめた改正案では、企業団体献金を禁止するほか、政治資金パーティー券の購入者の公開基準額を「5万円超え」に引き下げるとしている。また、政党から議員に支給する政策活動費は廃止し、新たに特例支出制度を設ける方針。「特定支出」制度では、金額に上限を設けたうえで使いみちを限定し、支出に関する報告書を10年後に公表するよう義務づけることにしている。維新はあす、改正案を提出する方針。こうしたなか、政治資金規正法改正案について議論を行う衆議院・政治改革特別委員会の理事懇談会が開かれ、各党が提出した改正案についてあす、審議入りすることを決めた。野党側は自民党が提出した改正案について「抜け穴だらけだ」と批判していて、与党側に対して攻勢を強める構え。