バルタリサーチの花生浩介さんのドル円予想レンジは143.00円~144.50円。花生さんは「アメリカのドル円のインデックスを見ると、ドル円の上昇はドルのリバウンド、ドル高に伴うもので、日米金利は大きいが、ドル円の値動きが荒いと円キャリートレードもリスクが高すぎる感じだと思います。今年前半のような円独歩安は当面復活しないのではないでしょうか。先進国中銀は、FRBを筆頭に利下げサイクルに突入し、転換点を迎えました。FRBは、継続的な追加利下げを実行し、FF金利は中立金利に近い3%前後まで下げようとしています。ドル高トレンドはピークアウトしたと考えるべきで、ドル円も戻りは限定的だと思います。最大のリスク要因は、日本の国債市場が日銀の利上げをほとんど織り込んでいないことだと思います。ドル円のダウンサイドリスクは大きいのではないでしょうか」などと話した。