備蓄米の3回目の放出に向けた入札が始まった。一方、関税交渉で日本にアメリカ産のコメを輸入するよう要求するトランプ大統領。日本政府には要求に応えようとする動きもある。ニューヨークでは日本発の生ドーナツ店「I’m donut?」がオープン。ドーナツが国民食のアメリカで好評を博している。日本の国民食「コメ」にはアメリカ産が乗り込んでくる可能性が。関税交渉でアメリカ側からコメの輸入拡大を求められた日本政府。日本はアメリカやタイなどから無関税で年間約77万トンのコメを輸入している。昨年はアメリカから約35万トンを輸入しているが、ここにきて政府内から約6万トン増やす案が浮上。自民党内から「コメを交渉のカードにするのはありえない」との声が上がる中、生産者側は「安いコメがどんどん大量に入ってくるみたいなことになると当然価格競争になる。我々としては価格で競争しないといけなくなるので手放しで大丈夫ですよとは言えない状況」と懸念を示している。農水省は23日から3回目の備蓄米の入札を開始。今回の入札から卸売業者間での販売が可能になり、価格の低下が期待されている。国会の党首討論では野党から赤沢大臣の関税交渉での態度を批判する声が挙がった。