政府は重要インフラなどへのサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けた法案を閣議決定した。「能動的サイバー防御」とは国内の重要インフラがサイバー攻撃を受ける可能性がある場合には、警察や自衛隊が攻撃元のサーバーなどを無害化することを可能にするもの。国内では去年12月に日本航空のネットワーク機器にサイバー攻撃を受けるなど体制強化が急がれていた。法案は近く国会に提出され審議が行われるが、憲法が保障する「通信の秘密」などとの整合性が論点となる。
平将明サイバー安全保障担当大臣のコメント。
平将明サイバー安全保障担当大臣のコメント。