自民党は派閥の政治資金問題を巡る事件を受け、再発防止策や派閥のあり方について議論する「政治刷新本部」の初会合を開いた。政治刷新本部は岸田首相が本部長を務め、茂木幹事長が本部長代行、麻生副総裁と菅前首相が最高顧問に就き、小泉元環境相ら中堅議員もメンバーに選ばれた。また、安倍派からも10人の議員が加わって約40人で議論が行われる。今日の初会合では16人の議員が発言し、政治資金と派閥のあり方について外部有識者に意見を聞いた上で短期集中で議論を進めることが確認された。派閥のあり方については「派閥解消」を主張する菅前首相に対し、麻生副総裁は若手議員育成のために派閥は必要として議論の集約は難航することが予想される。刷新本部は来週、当所属の全議員が参加できる議論の場を設け、通常国会召集予定の今月26日までに中間とりまとめを行う方針だ。