20万人以上が参加した台湾の音楽フェスのような集まりは台湾の野党と民進党の選挙集会だった。ノリノリの参加者の中には若者ばかりでは無く中高年も多く見られている。リードしていると言われているのは中国と距離を置く与党民進党の頼清徳候補で中国の圧力に対抗する蔡英文総統の後継者だった。選挙CMでは2人がドライブしながら「台湾の民主主義を守る事は一番重要だと思う」などと語っている。台湾総統選挙は中国とアメリカとの関係に影響する事になり与党の頼候補は国民党の侯友宜と経済面などから中国との関係改善を目指している。総統選挙では若者の支持が鍵を握ると言われており各候補がダンスなどを取り入れている。争点の1つは若者の就職難や低い賃金で若者の支持を最も集めているのが第2野党の民衆党の柯文哲候補だった。柯候補は中国とアメリカとの架け橋になるべきなどと主張。ヘアーサロンに来ていた男性は後頭部に柯文哲が書かれた髪型にし、4年に1度の総統選挙の盛り上がりを見せている。国際空港で予測されるのが帰省ラッシュで台湾の選挙では在外投票や期日前投票は不可のため戸籍のある場所で一票を投じる必要がある。日本の青森県に住む黃筱雯さんは昨日の夜に急遽台湾に帰っていた。中国からの揺さぶりもあり台湾外交部は中国政府が軍事的威嚇を強化したりフェイクニュースも増加していると発表。中国政府は去年の9月に台湾の対岸の福建省を統合のモデル地区に、台湾からの入境手続きを簡素化したり台湾の若者の起業を支援。4年前の投票率は約75%だという。