授業料の引き上げを検討してきた東京大学は、来年度の入学者から授業料を10万円余り引き上げる案をまとめ、今月中にも正式に決定すると発表。授業料を今の年間53万5800円から、国が定める上限の64万2960円まで10万円余り引き上げるという。ただ、現在、大学に通っている学生には適用しないとしている。一方、学生への支援を拡充する方針。また、修士課程についても今の学生が標準的に卒業して、大学院を修了するまでは現在の授業料のままで通えるよう、授業料の引き上げは2029年度の入学者から行うとしている。学生から反対や懸念の声もあがっていた。