近年雪が変化している。その恐ろしさが現れた例が2014年2月に関東地方を襲った大雪だった。この時、各地でカーポートの崩落が相次いだ。群馬県藤岡市で下敷きとなった男性が死亡するなどカーポートやベランダ屋根の倒壊による死者は関東甲信越で4人に上った。その原因は雪の上に雨が降る「レイン・オン・スノー」。このとき東京では27センチの積雪だったが、途中から雪が雨に変化。積もった雪に大量の水分が加わった。その結果屋根にかかる重量は大幅に増加。車一台のカーポートで450kgを超えていたという。さらに衝撃的だったのが埼玉県富士見市の体育館。金属製の巨大な屋根が突然崩落。開館前だったためけが人はいなかったが一つ間違えれば大惨事になるところだった。この体育館は県が定める建築基準を満たしていた。しかし、「レイン・オン・スノー」により想定を超える雪の重量となり崩れ落ちてしまった。近年の雪の変化、これが新たな脅威になっている。
