藤田譲瑠チマは、オリンピックアジア予選では、中盤で相手の攻撃を摘み取り、得意のパスでゴールを演出した。チームを優勝に導き、MVPを獲得した。藤田の武器は縦パスだという。縦パスとは、ピッチを縦に割るパスを出すこと。藤田は、相手の目線を意識していると言い、相手の視線が外れて空いたところから、自分たちのリズムを上げて侵入できるのが、縦パスの有効的なところだなどと話した。縦パスを意識するきっかけは、Jリーグで通算最多得点をあげた大久保嘉人との出会いだという。藤田がプロ1年目のヴェルディ時代に、手ほどきを受けた。大久保は、当時の藤田について、縦パスが入れられない選手だった、ミスしてもいいから出せと言い続けて、入れられるようになってきたなどと話した。藤田は、意識が変わった、前を見られるポジショニングや首を振ることが意識づいたなどと話した。内田は、パリでは、藤田に点を取ってほしい、点を取れたら次のレベルだなどと話した。