選挙制度をどう考えるか。衆参両議院の選挙制度について説明した。特に参議院の選挙制度はわかりにくい。衆参の違いは活かされているのか。参議院は6年という長期間における議論のフォーラムとしての役割に基づき、諸富氏は選挙制度を変えていかなくてはならないと指摘。阿部氏はメディアとの関係に言及。メディアの中心がSNSに代わっていく上でファクトチェックが大切と述べた。谷口氏は選挙区は地域代表、比例代表は政党・国のあり方を考える異なる理念が重なっているため、わかりにくい部分もある。選挙制度の改革はまず国政選挙より地方の選挙から始めるべきと指摘。地方は議員のなり手不足など、選挙自体困難な地域もある。待鳥氏も権力を作る衆・権力を監視する参の分業を進め、それに見合った選挙制度についての議論をするべきとした。今後の国会のあり方について、諸富氏は中長期的な課題に向けて、政党として責任を持つことを期待すると述べた。阿部氏は国会だけではなく地方にも目を向けるべきで、躍進した参政党は地域でしっかり対話していることが大きいと指摘。谷口氏は選挙活動が個人化していると指摘、有権者は政党ではなく個人に目が向いている。議会制の政党についてもう一度見直してみるべきと述べた。