今の国会で成立を目指す補正予算について。日本の予算には本予算と補正予算がある。補正予算は当初の予測より税収が増減したり、災害の発生により歳出が増加したなどの場合に緊急で年度の途中に組み直す予算。近年の推移は新型コロナ対策で膨れ上がった。また昨年度はリーマン・ショック対策と変わらない。今国会で議論されている内容は、冬の電気・ガス料金の補助再開、食料品の購入などの支援、防衛費の増額、クマの捕獲費用など。2024年補正予算の歳出の内訳は日本経済・地方経済の成長、物価高の克服、国民の安心・安全の確保となっている。歳出予算額は本予算と補正予算の総額になっているが、補正予算をいくら使用したのか制度上分からず「溶け込む補正予算」と呼ぶ。また補正予算は繰り越すも使い切れず余っているのが現状だ。繰り越された主な事業には新型コロナによる休業手当を受けられなかった人への給付金事業など。これらが1兆5000億近くにのぼる。これらは赤字国債で使われていないのに利子が発生していることになり、そもそも補正予算の財源は約75%が赤字国債で自転車操業に近い状態になっている。こうした現状はこれまで「溶け込む補正予算」とされたままで、今回始めて明らかになった。
