自民党の派閥の政治とカネの問題を巡り、15年ぶりの”政治倫理審査会”。政治倫理審査会(政倫審)は議員の政治的・道義的責任について審査し勧告を行う機関。木曜には岸田首相が現職の首相として初めて出席。さらに一昨日には西村前経産相ら安倍派幹部4人が出席した。野党側は一昨年に安倍元首相がキックバックの廃止を一度決めたあと再開された経緯について追及。西村前経産相は「事務総長を離れることになり還付の話・資金の話は一切しておりません」と主張。また、高木前国対委員長は再開を決めた幹部会合には参加していないと述べた。国会でも野党側は裏金問題について追及を続けた。立憲民主党・江田議員は「とにかく下村博文さんと森喜朗さんが一番キーパーソンだと思う。ぜひ総裁自らこの二人に確認してください」と要求。岸田首相は説明を続けることが重要と述べるにとどめ、野党側は二人の参考人招致を要求している。