1988年10月19日、ロッテvs近鉄。全試合を終えた首位西武に対し、近鉄は最終戦で逆転優勝を狙っていた。優勝の条件はWヘッダーで2連勝。第1試合は9回まで、第2試合は時間制限ありの延長12回まで。第1試合、9回表同点の場面で代打・梨田昌孝が勝ち越しタイムリー。9回裏をエース阿波野秀幸が抑えて近鉄が勝利した。阿波野も梨田もこの日の1勝目を今も鮮明に覚えているという。優勝をかけた第2試合、プライドをかけた両軍の意地が激突。関東でのテレビ放送は予定されていなかったが、急遽テレビ朝日がドラマを休止し、CMなしで野球中継を行った。