財務省が発表した10月の貿易収支は輸出が9兆1471億円、輸入が9兆8096億円と6625億円の赤字となった。赤字は2カ月ぶりとのこと。輸出は半導体不足の解消などで米国向けハイブリッド車中心に好調で過去2位の輸出額となった。輸入はエネルギー価格の落ち着きから石炭やLNGなどの輸入額が前年同期と比べ減少したものの円安や海外依存度の高さから依然赤字の要因となっている。中国向けの食料品の輸出は前年同期と比べて55%減少した。福島第一原発の処理水の放出を受けた日本産水産物の全面禁輸の影響が出ている。
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