週明け29日の外国為替市場で、ドル円相場は乱高下した。政府と日銀が為替介入に踏み切った可能性が取りざたされたなか、神田財務官は「為替介入の有無について申し上げることはない。ノーコメント。激しい異常と言える変動が国民生活にもたらす悪影響には看過しがたいものがある。引き続き適切な対応をしていきたい」と述べ、為替介入の可能性について「24時間365日対応できる。イエスかノーかと言われれば、いつでも」と述べた。29日、ドル円相場は、一時1ドル160円台前半をつけ、34年ぶりの円安ドル高水準になった。その後、一時154円台まで円高ドル安方向に戻す場面があるなど荒い値動きになっていた。財務省は4月26日~5月29日の間の為替介入の有無は5月31日に公表する予定。