2か月半ぶりに150円台まで下落した。米国では経済指標が市場の予想を上回ったことから、景気の堅調さが改めて示された。そのため円を売ってドルを買う流れが強まり1ドル=150円台まで円安が進んだ。先月半ばに1ドル=139円台まで上昇したが、日銀の追加利上げへの慎重な姿勢などもあり、この1か月で10円あまり下落。円安が進むことで、輸入品やエネルギー価格が上昇するため、今後生活に影響が出る可能性がある。きのう財務省・三村淳財務官は150円台に下落したことについて「投機的な動きを含めて為替市場動向を高い緊張感をもって注視していきたい」と発言。この三村財務官の発言後に円は買い優勢に転じ、150円を挟んだ水準で推移している。