財務省がきょう発表した国債収支統計によると今年2月の日本の経常収支は2兆6442億円の黒字となった。黒字は13か月連続で前年同月比4439億円増えた。自動車の輸出が増えた一方、石炭やLNGの輸入価格が下落したことが主な要因だ。貿易収支は2809億円の赤字だが、赤字額は前年同月比3051円減り半分以下になった。日本企業が海外の子会社から受け取った配当や債権の利子などが示す第一次所得収支は海外の金利上昇で企業が保有する債券の利子による収入が増えて3兆3069億円の黒字だった。旅行収支は旧正月の春節の影響で日本を訪れる外国人旅行者が増えて4171億円の黒字となり、比較可能な1996年以降で2月としては最も大きくなった。