能登半島地震からきょうで半年。石川県・輪島港は地面が大きくひび割れ歪んでいる。海底は約2m隆起し、復旧のめどは立っていない。輪島には海での漁を生業にした約130人の海女さんたちがいる。7月1日は毎年、海女漁が解禁になる日だが、漁はまだ再開できていない。「先が見えない」と語る海女さんたちの今を取材。
元日の午後4時10分、北陸を最大震度7の地震が襲った。石川県では299人が亡くなっている。能登半島地震から半年、輪島朝市の火災現場には草木が生えていた。輪島朝市近くの漁港を訪ねた。門木奈津希さんは家族代々海女で約27年、海に潜っている。輪島の海女は素潜りの技術を代々受け継ぎ、アワビやサザエ、もずくなどを収穫。その技術は国の重要無形民俗文化財に指定されている。漁港は地震で使用できない状態。漁場には多くのゴミが押し寄せ、撤去に追われている。地震で海底が約2メートル隆起。海に出られなくなった約130人の輪島の海女にいま思うことを聞いた。石川・輪島の海女さんたちの今を取材。アワビもサザエもとることはできなくなった。先の見えない不安が続く中、もずくの生育状況を見るため、地震で変わった海へ入った。先週金曜日、今月から試験的に海女漁を再開できることが決まった。まずはもずくを対象とした漁から始める。生業を取り戻す一歩を踏み出せた。
再開に向けた一歩となる試験的な漁は始まるが、海産物を船から運び出した後の港の工事は見通しが立っていないため、本格的な漁を始めることはできていない。先行きが見えないことが精神的にも経済的にも大きな負担となっている。その背中を押していく息の長い支援と見通しを1日でも早く描くことがあすへの希望につながる。
元日の午後4時10分、北陸を最大震度7の地震が襲った。石川県では299人が亡くなっている。能登半島地震から半年、輪島朝市の火災現場には草木が生えていた。輪島朝市近くの漁港を訪ねた。門木奈津希さんは家族代々海女で約27年、海に潜っている。輪島の海女は素潜りの技術を代々受け継ぎ、アワビやサザエ、もずくなどを収穫。その技術は国の重要無形民俗文化財に指定されている。漁港は地震で使用できない状態。漁場には多くのゴミが押し寄せ、撤去に追われている。地震で海底が約2メートル隆起。海に出られなくなった約130人の輪島の海女にいま思うことを聞いた。石川・輪島の海女さんたちの今を取材。アワビもサザエもとることはできなくなった。先の見えない不安が続く中、もずくの生育状況を見るため、地震で変わった海へ入った。先週金曜日、今月から試験的に海女漁を再開できることが決まった。まずはもずくを対象とした漁から始める。生業を取り戻す一歩を踏み出せた。
再開に向けた一歩となる試験的な漁は始まるが、海産物を船から運び出した後の港の工事は見通しが立っていないため、本格的な漁を始めることはできていない。先行きが見えないことが精神的にも経済的にも大きな負担となっている。その背中を押していく息の長い支援と見通しを1日でも早く描くことがあすへの希望につながる。
住所: 石川県輪島市河井町1-115