農林中央金庫の奥理事長は外国債券の運用の失敗で巨額の損失を計上している責任を明確化するため、来月末で辞任するとした上で、後任には現在、財務を担当している北林太郎常務執行役員が昇格する人事を明らかにした。また、ことし3月期の1年間の決算で最終的な損益が1兆9000億円の赤字になる見通しだという。一方で、財務基盤の強化に向けて1兆4000億円の資本増強を行うとともに外国債券の売却などを進めるとしていて、来年3月期の決算では、300億円から700億円の黒字を見込んでいる。
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