サバの去年1年間の漁獲量が前年と比べて18.3%、カツオは20%減った。流通することが少ない「未利用魚」に活路を見出そうという取り組みが始まっている。佐賀・呼子ではケンサキイカの漁獲量が例年の4分の1だった。去年1年間の全国の漁獲量は2年連続で400万トンを下回り、過去最低を更新する見通し。料理人などで作る団体のメンバーは水産庁を訪問し、水産資源の回復に向けた調査体制や予算の拡充などを求めた。都内で和食店を経営する林さんは広く流通することは少ない未利用魚のヒラに目をつけた。小骨が多く調理が難しいが、ハモに使う技術で焼霜造りに仕上げた。専門家は人気がないような魚でも買って食べることが1つの助けになると話した。