気になるコメの品薄。山口・山口市のスーパーには、2日ぶりにコメが入荷。届いたのは、ことしの新米。農林水産省で開かれた意見交換会には、コメの生産者や集荷団体、卸売り業者など20人余が出席。この中で、農林水産省の担当者からは、コメの在庫が去年の同じ時期を下回る中で、スーパーでの販売量が先月以降、急激に伸びている現状が報告された。卸売り業者から、ことしは販売価格が5キロ当たり3000円を超える高値となっているものもあり、このまま高値が続くと、消費が冷え込むのではないかと懸念の声も上がっていた。北海道東川町にあるJAの検査場では、今シーズン収穫されたコメの検査が始まり、初回はすべてが最も品質がよい「1等米」と判定された。農林水産省での会合でも、生産者や集荷団体からは「ことしの稲の生育はおおむね大きな問題はなく、まもなく本格的に始まる新米の流通に向けて、物流面なども含めて、早く出荷できるよう体制を整えている」といった報告がされた。