テーマ「令和の米騒動」。千葉で100年以上続く米農家の伊藤さんは集荷業者も兼業している。2024年度産の米に関して、伊藤さんは2023年に比べ質も良く、収穫量も増えていると語る。しかし秋まで安定した出荷があるのかを懸念しているという。去年の夏に起きた令和の米騒動。2023年の不作に加えて訪日外国人による消費増加などで供給不足になりスーパーでは棚から米がなくなる事態に。その影響も大きく受けて上昇したのが、米の価格。平成の米騒動を教訓に始まった備蓄米制度。凶作で米不足になっても供給できるよう政府は毎年およそ20万トンを買い入れて5年間保管している。価格高騰を抑制するために政府は21万トンの備蓄米の放出を決定。この21万トンは主な集荷業者で不足している集荷量に相当する。たけやま・伊藤享兆社長は「投機材料として高値で取引されていることも大きくある」とし江藤農林水産大臣は「状況を何としても改善したいという強い決意の数字」とコメント。そんな中、外食産業では関税を払っても安い輸入米への期待が高まっている。