米の価格高騰が止まらない中、米の収穫量を上げる取り組みが始まっている。1回の田植えで2回収穫できる「再生二期作」という農法。コシヒカリ5キロの平均小売価格は一昨年12月には2386円だったのが、去年は価格が右肩上がりに上昇し、1年で7割高い4018円となった。そこで注目されているのが「にじのきらめき」という銘柄。コシヒカリと似た味で高温障害に強く、コシヒカリと比べ収穫が15%多いという。この銘柄は再生二期作にも向いているという。茨城県水戸市の農園では去年、初めて再生二期作に取り組んだ。4月に田植えを行い、8月に1回目、10月に2回目の収穫を行った。試したのは4銘柄。コシヒカリは実が入らず断念し、美山錦は穂の数が少なく、とうごう4号は生育に失敗し、思うような収穫ができなかったが、にじのきらめきは再生二期作に成功。1回目に600キロ、2回目に90キロを収穫できたという。2回目に収穫した米も粒感や食べた感触はそんなに変わらないという。
住所: 茨城県つくば市観音台3-1-1
URL: http://www.naro.affrc.go.jp/
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