備蓄米について流通しづらさが課題となっている。小野寺五典は、米が高いからと言って農家が出しているのは60キロで1万7~8000円だが、卸の価格は60キロで4万円となっていると指摘し、どこで目詰まりを起こしているのかを把握し直さなければならない課題だと話した。政府が備蓄米を買い上げている価格と備蓄米の落札価格には差があり、実質政府が儲けているという形になっていることについて、重徳氏は入札するから高値が形成されるなどと指摘。農家にお金が行くのは大事だが、農家ではないところにお金が回っているのが問題とも指摘した。橋下氏は米の価格を安くしようとして備蓄米の放出をするのにオークションをやってどうする?などと指摘。値段を安くするには放出する値段を決めて、抽選で配ればいいとも話した。小野寺氏は備蓄米の問題点として、放出するには白米で出さなければいけないという決まりもあると話し、保存しているのは玄米のため、精米する必要があるとした。重徳は備蓄米は本来災害時のためのものであり、米の値段が上がったからとどんどん出すものではないとし、法律の位置づけを変える必要があるとも話した。