“早掘りかんしょ”で知られる香川県特産の金時いもの収穫が坂出市で最盛期を迎えている。坂出市では瀬戸内海に面した水はけの良い塩田の跡地を利用して、鮮やかな紅色の皮が特徴の金時いもの栽培が盛ん。市内にある木下睦雄さんの広さ28ヘクタールの畑では今月6日から収穫が始まり、いまが最盛期を迎えていて、トラクターで畑を掘り起こして、いもを収穫していた。今年は春先に温度が低かったものの先月下旬から日照が多くなったことで芋の生育も回復。地元のJAでは平年を上回る1500トン程度の出荷が見込まれている。9月~10月に収穫するさつまいもより早い時期に出荷されることから早掘りかんしょとも呼ばれ、ほくほくとした食感と優しい甘さが特徴で、夏は冷やしいもとしても楽しまれている。坂出市の金時いもは9月ごろまで収穫、11月ごろまで関東中心に出荷される。