利下げを巡る判断が来月の会合でどうなるかが注目される。トランプ大統領は利下げを要求しているが、FRBのパウエル議長は急ぐことに慎重で、トランプ大統領はパウエル議長を「遅すぎる男」と繰り返し批判している。FRBは一般の銀行にお金を貸す際の金利を上げたり、下げたりできるが、下げるとお金を借りやすくなる。トランプ大統領は利下げで経済成長させたいとしているがパウエル議長には「アメリカ経済は悪くはない」と考えていて、トランプ政権の関税措置でインフレ、リスクなどを懸念している。日本経済への栄光を見ると、利下げの場合、円高に触れる可能性があり、輸出産業にとっては利益が減る恐れも。今後の注目はジャクソンホールでのパウエル議長の発言。