ゲストは元日銀審議委員・野村総研の木内登英さん。為替の見通しはシティグループ証券の高島修さん。高島さんはボラティリティーが高くなっている市場の状況を「ポジション調整が起こっている」と言い、背景としてヘッジファンドのパフォーマンスが良くないことなどを挙げた。「最初は小さな値動きだが、ボラティリティーの上昇に伴ってマクロファンドなどから売りが出てマーケットが下がりまたボラティリティーが上がるという悪循環が発生しやすい。これがこの1週間に起こったと考える。世界中でひとつのファッションとなっていた円キャリーを巻き戻す動きが一番劇的に表面化した」と解説した。