国会できょうから各党の代表質問が始まった。「楽しい日本」を掲げている石破総理だが野党からは質問が相次いだ。立憲民主党の野田代表は「楽しい日本」を批判。アメリカの第2次トランプ政権や物価高対策に真剣に向き合わなければならない時だと訴えた。選択的夫婦別姓制度をめぐっては向き合うのではなく立ち向かわなければいけない時だと思うと話した。石破総理は「党としての考え方を明らかにすべく、議論の頻度を上げその熟度を高めたい」と意欲を示した。また自民党の派閥の裏金問題をめぐり、野田代表は新年度予算案の審議を始める前に安倍派の元会計責任者の参考人招致を求めたが石破総理は「国会において議論・判断する事柄だ」と述べるにとどめている。一方、日本維新の会・前原誠司共同代表が高校授業料の無償化を求めたのに対し、石破総理は「地方自治体が独自に実施する支援とのバランスや安定的な財源の確保といった論点も考える必要がある」と述べた。