木内登英さんは「日本株の乱高下を受けて財務省、金融庁、日銀の3者会合が開かれましたが、集まって何か政策が決まったわけではなく、一種のポーズやアピールだと思いますね。日本銀行は金利を下げる予定がないので、ポーズだけで市場を安定させる狙いがあるのでは」、高島さんは「スイス国立銀行は2022年、23年の金融引き締めの中で外貨を売ってスイスフランを買う動きを行っていましたが、この1年ぐらいは金融緩和に転じる中で、フラン売り外貨買いに転じてきた格好になっています。ただ、足元で世界的なリスク回避の状況の中で、欧州通貨の中でスイスフランが逃避通貨として反発してきているんです。円と同じように低金利で調達通貨だったスイスが買い戻される動きになっているとスイス国立銀行にとってみると通貨高の圧力というのはあまり嬉しくないでしょうから、介入の強化とか場合によっては追加的な利下げみたいな話に今後つながり得るでしょう」などと話した。