三菱UFJ信託銀行・横田裕矢さんのドル円予想レンジは156.10円~157.80円。注目ポイントは「国債買い入れと利上げの仕方」。金融政策決定会合の結果に注目、国債買い入れ方針について減額見送りもしくは減額決定も市場予想に満たない規模の減額の場合、円安方向に振れる可能性に注意が必要とのこと。また、国債買い入れ減額への“地ならし”を行ってきたとし、日銀国債保有残高について説明し、追加の利上げについて、「インフレ高止まりの可能性が残る、春闘での賃上げを反映し所定内給与は約30年ぶりの上昇を示しているが実質金利はマイナス圏にありインフレを上回る賃金上昇を見通すには一段の賃上げと持続性を確認する必要があり、現時点では7月の利上げを見通すのは拙速のように感じる、本日の会合では具体的な追加利上げの時期に関しては示されないと予想している」などと話した。ドル円相場については「今会合後に短期的に円求心による155円割れを試す展開を想定している」などとし今後も日銀の政策修正期待は高まっていることなどから円主導でのドル円上昇余地は徐々に限られていくと予想するとのこと。