昨日は臨時国会が招集され、参院選で当選した議員が登院した。昨日からガソリン税の暫定税率の廃止をめぐる与野党6党の実務者協議が始まった。野党側はことし11月から暫定税率を廃止するとした法案を国会に提出し、協議ではこの法案の内容について意見が交わされ、来週6日に改めて議論することになった。今後は暫定税率廃止に伴う財源の確保や廃止実現までの補助金を活用し段階的にガソリン価格を引き下げる措置などについて議論される見通し。こうした中、自民党内では石破総理大臣の続投を巡り、賛否双方の動きが続いている。昨日党の会合では石破首相は一致団結を呼びかけた。これに対し麻生最高顧問は派閥の会合で「次の衆院選で勝利できる体制を整えなければならない」と述べ、執行部を刷新する必要性を示唆した他、保守系議員のグループは石破首相の辞任を求める要望書をまとめる方針。来週8日には両院議員総会が開かれ、参議院選挙の総括などを議題にあらためて議論が行われる見通し。一方、自民・森山幹事長は昨夜、維新の遠藤前国対委員長と会談し、国会での連携などをめぐって意見を交換したものと見られる。