銀杏の出荷作業を終えた後、河野さん夫婦の自宅を案内してもらった。奥の建物は元牛小屋。父親が牛を2頭飼っていたという。玄関にはハマユウ・羽子板が飾られていた。100年前の水屋箪笥は指物大工に修理してもらったという。畳間は田の字造り。縁側もあり、一間に増築してもらったという。この地域では弘法大師(おこぼさま)を4月21日に接待する。弘法大師を祀っている家に子どもたちがやって来てお参りする。50年ほど前、麓の集落にいた人から弘法大師像を預かってほしいと言われた。その時から預かったままだという。真ん中の像は毘沙門天。正人さんの父が怪我をした時に買ったものだという。正人さんの腰が悪くなった時、毘沙門天にお参りしたところ、手術しなくても良くなった。それから毎朝ご飯をお供えしている。正人さんはがんを2度発症し、目も悪くした。左目の角膜を移植する手術を受けたといい、目は石割りの作業中に負傷した。しかし、草刈りで再び左目を負傷。網膜剥離で移植ができなくなったため、左目は失明してしまった。しかし、運転免許は更新することができたという。続いては茶の間。板壁になっており、居間は増築した部分だという。孫は3人、頻繁に来訪する。来年、高校受験だという。
