昨日夜北海道に出現したオーロラは栃木や兵庫などでも観測されていた。北海道・陸別町では銀河の森天文台には多くの人が訪れた。国立極地研究所・片岡龍峰さんは「ここ数十年で間違いなく最も大きな磁気嵐の影響でオーロラの見える範囲が非常に緯度の低いところに広がったことの証拠になっている」と話している。ここ数日オーロラはロンドンやスペイン・バレンシア、ドイツなど世界各地で観測されている。かわさき宙と緑の科学館は40年ほど前から太陽の活動を観測しているが、太陽フレアがいくつも起きたという情報が入っているとしている。この活発な太陽の活動により普段見られない場所でもオーロラを見ることができた。太陽の黒点の相対数は来年にピークを迎えると考えられている。一方、太陽フレアは私たちの生活にも影響を及ぼすという。太陽フレアによって発生するコロナガスが電離圏などを乱すことで通信障害やGPSの誤差が大きくなる可能性があるという。2017年には政府が注意喚起を行い、行業関係者に警戒を呼び掛けた。情報通信研究機構宇宙環境研究室・津川卓也室長は「今後数日間は警戒が必要」だとしている。
住所: 北海道足寄郡陸別町宇遠別345
URL: http://rikubetsu.jp/tenmon/
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