長崎市の平和公園では今月9日に平和記念式典が行われる。これを前にきょうは市から委託を受けた会社の作業員約40人が会場の設営作業を開始。きょう午前中はときおり雨が強まる中作業員たちは広場に並べた支柱に白い幕を結びつけ式典の出席者が日差しを避けるための縦横約40mの大型テントを張る準備を進めていた。長崎市は被爆80年となる今年の平和記念式典には各国や地域からの代表の出席が過去最多となる見通しを先週明らかにした。また、式典には被爆者や遺族の他、一般参列者も出席することになっていて、会場には約2700席が用意されるという。会場の設営作業は式典前日の8日まで続くことになっていて大型から小型まで計55張りのテントを張る他、熱中症対策としてミストシャワーや扇風機なども用意される。