長野県のポツンと一軒家に到着し、現在管理している浩孝さんに話を聞いた。父・幸啓さんは95歳頃までは自分で雪かきをし、畑差魚もしていたという。屋根には太陽熱温水器の集熱板が設置してあった。幸啓さんは森林組合の仕事をしながら、養蚕、畜産、椎茸栽培、炭焼き、大豆や蒟蒻芋の栽培をしていた。家には浩孝さんが設置した薪ストーブがあった。平成17年に母・富子さんが亡くなり、19年前から幸啓さんは1人暮らしをしていた。浩孝さんの祖父母の代からこの場所で生活を営んできた。浩孝さんが幼い頃は両親、姉、弟、祖母・叔父夫婦の総勢8人で暮らしていた。その後、祖母と叔父夫婦が亡くなり、浩孝さん姉弟3人も独立した。