兵庫県宝塚市へ254億円の寄付。寄付したのは市内に住む元会社役員の男性と妻。内訳は市民病院の建て替え費用として250億円、手術支援ロボットの購入費用として約4億円。あまりの金額に市のSNS担当者も緊張しすぎて投稿修正を繰り返した。巨額すぎる寄付を受けた宝塚市立病院を取材。築40年以上で建物は老朽化が目立つが、それでも300床以上ある地域の拠点病院として救命救急にも力を入れ市民の命を守っている。宝塚市立病院・岡田敏弘病院長は、うれしさというより信じられない、この254億に重責を感じると話した。元会社役員の男性は電子関係の技術職。阪神淡路大震災をきっかけにボランティアをはじめ公益財団を設立。過去にも福祉施設の改修費用4億円、山林の維持・管理費2億円などを尼崎市に寄付している。寄付には基金を設立し5年以内に新病院の設計に着手するなどの条件が盛り込まれている。