中東問題に押され関心が薄れるウクライナ情勢。米国の新しい予算はいまだ決まらず、野党などからはイスラエル支援を優先すべきとの声も。今後、防空システムなど具体的な兵器でウクライナ・イスラエルへの支援が競合する可能性も。ロシアが狙うのは米国の孤立化。中東情勢などで米国への国際社会からの風当たりは強まっていて、露はこれを利用して米国を「ダブルスタンダード」と非難。今年2月、国連総会では露軍の即時撤退を求めた決議では、欧米日など大多数は賛成。先月27日、イスラエル・ハマス衝突を巡って人道目的の休戦などを求める決議がでは中露が賛成。欧州各国は賛成・棄権・反対など立場が別れた。いずれも国内世論に配慮して立ち回っていると見られる。露では今日が「民族統一の日」という祝日。モスクワでは大規模イベントも。プーチンが立候補すると見られる来年3月の大統領選をにらんだキャンペーンとの見方も。露は対アメリカを念頭に、北朝鮮や中国などグローバルサウスの国々との連携を加速。露は欧米を分断させ、その影響力を低下させたい考え。
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