- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 小野文明 是永千恵
オープニング映像と出演者のあいさつ。
自民党総裁選挙は高市経済安全保障担当大臣がきょう午後記者会見を開いて立候補を表明する。戦略的な外交人材育成で総合的な国力を強化して経済成長を図るとする自らが目指す国家像などを説明するものとみられる。立候補を予定する議員はきのうも各地で演説や視察を行った。石破元幹事長は街頭演説を行った。加藤元官房長官は明日の立候補会見で公表する公約などについて詰めの検討を行った。小泉進次郎氏は菅前首相らと街頭演説を行った。河野デジタル相はスマート農業に取り組む農家を視察した。小林鷹之氏は農協や漁協の幹部と意見交換し、公約に農林水産業の支援策を盛り込む考えを示した。林官房長官は畜産業の現場を視察。茂木幹事長は子育て中の人たちと意見交換をした。一方立候補を目指す議員は推薦人確保の働きかけを強めている。上川外相は最終段階であり準備を加速させたい考えで、斎藤経済産業相は苦戦しているがやり抜きたいと述べた。野田聖子氏、青山繁晴氏も意欲を示している。
立憲民主党の代表選挙は昨日2回目の政策討論会が福岡市で開かれ、4人の候補者が外交安全政策をめぐり議論を交わした。討論会の後の記者会見で、自民党総裁選挙に立候補した議員から解雇規制の見直しを求める意見が出ていることについて、解雇の心配ない世襲議員が気楽にいうべきではないなどと4人が一斉に批判した。4人は今日党員との意見交換会などに参加する予定。
気象情報を伝えた。
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世界のトップ棋士が参加する囲碁の国際大会の一つ応氏杯世界選手権の決勝がきのう中国上海で行われ、日本代表として出場した一力遼九段が中国の棋士に勝って優勝した。日本の代表選手が主要な国際大会を制するのは19年ぶり。応氏杯世界選手権は4年に1度開催される囲碁の国際大会で国内では棋聖、天元、本因坊の三冠を有する一力九段が日本代表として出場し、決勝で中国の謝科九段と対戦した。決勝は五番勝負でここまで2勝負けなしの一力九段は苦しい局面が続いていた終盤、謝九段の隙を見逃さず、一気に逆転して相手を突き放し、237手までで勝って3勝負けなしで優勝した。別の部屋で対局を見守っていた一力九段の師匠、宋光復九段のコメント。日本棋院によると、日本の代表選手が主要な国際大会で優勝するのは2005年のLG杯を制した張栩九段以来19年ぶりで、応氏杯世界選手権で優勝するのは初めて。
太平洋戦争中、戦渦に巻き込まれ、被害に遭った漁船は国の調査で1595隻とされているが戦後79年がたった今も被害の全容は分かっていない。その中には徴用漁船と呼ばれる旧日本軍によって漁師とともに徴用された漁船がある。戦地で輸送任務などを行っていた。兵庫県の香美町では徴用漁船の歴史と戦渦に巻き込まれて命をなくしていった漁師たちの思いを後世に伝えようとする人たちがいる。古くから底引き網漁が盛んな香美町。港にある慰霊碑には、太平洋戦争で徴用された漁船と漁師の名前が刻まれている。この町の漁船12隻と49人の命が戦地で失われた。山脇重信さん90歳。戦況が厳しくなった1944年、9歳のとき、父・庄七さんが乗る漁船が徴用され、フィリピンへ向かった。そこでは敵に見つかりにくい夜間に輸送任務を担った。船はフィリピン諸島で攻撃を受け炎上。庄七さんら乗組員は難を逃れたが、食糧が尽き、栄養失調などで次々と命を落とした。戦後、ふるさとに戻ってきた庄七さん。仲間の死を目の当たりにしたことで漁を続けることができなかった。
なぜ多くの漁師が戦争に巻き込まれていったのか。今回、旧日本軍の機密文書の中で戦地から民間漁船の徴用を強く求められていたことが明らかになった。旧海軍の歴史に詳しい専門家は戦況の悪化に伴い大型船に甚大な被害が出ていたこと、さらに小型船が島の多い戦地に適していたことが理由にあったと分析する。戦地で補給の役割などを果たした徴用漁船。徴用の際は軍と契約を結び漁師は軍属としてその指揮下に入った。地元の記録には当時の漁師たちの複雑な心境が残されていた。「国賊扱いされるのでしぶしぶ傭船に応じた」「抗議でもしようものなら、この非国民め!と一喝された」。契約は任意だったが、断ることのできない半ば強制的なものだった。防衛省防衛研究所戦史研究センター、米国立公文書館資料の映像。石原明徳研究員のコメント。
国の命令で戦地へ向かった漁師たち。死を覚悟して任務に臨んだ。地元の漁協で組合長を務める村瀬晴好さん74歳。祖父、晴雄さんは底引き網漁船・栄正丸の船長だった。面倒見がよく誰からも慕われていた。晴雄さんは戦地へと向かう途中、手紙を送っていた。そこには当初、自分を奮い立たせることばが並んでいた。しかし、戦況が厳しくなる中、次第に追い込まれていく。国の命令で翻弄された漁師たち。栄正丸は激戦地フィリピンで攻撃を受け沈没し、乗組員8人全員が亡くなった。晴雄さんが死を前に家族に残したことば「世にすねず、人を恨まず、純な気持ちを持ち続けることに努力して下さい」。多くの漁師の命が失われた事実を伝えていきたい。村瀬さんは地域の人たちと慰霊碑を守り続けている。取材した村瀬さんたちは地元で毎年8月に追悼行事を行っている。徴用漁船に関わった当時の漁師たちのことばを通じて戦争の悲惨さなどを若い世代に伝えていきたいと話していた。
スウェーデン・ボルボカーとドイツ・メルセデスベンツグループは2030年までに販売する全ての車をEVにする計画を相次いで撤回した。ドイツ・フォルクスワーゲンは創業以来初めて国内工場の閉鎖を検討していることが明らかになったが、これもEV戦略の誤算が影響しているとみられる。トヨタ自動車は2026年に世界で150万台のEV販売の目標を掲げていたが、このうちバッテリー式EVは100万台で、のこりはプラグインハイブリッド車も含めて達成を目指している。背景にはEV販売の勢いが世界的に鈍化していることが指摘されているが、中国メーカーの台頭が想定以上に早いこともある。伊藤忠総研・深尾三四郎エグゼクティブフェローは「中国勢は電池における資源の囲い込みが進んでいるので値下げをする力があり、シェアを奪っていった。いよいよ雇用が奪われる曲面に入っているのがフォルクスワーゲンの工場閉鎖のニュースで現われた。日本は電池において量ではなくて質で勝負する。日本が強みとする安全性の高い電池が世界的にニーズが高まりつつあるので安値競争に追随しない形のEVを作ることが必要だと考えている。また自動運転などソフトウェアの開発に人材や経営資源を投入することも生き残りのカギになる」という。
セブンイレブンジャパンはことし7月におにぎり2種類を値下げし、今月には3種類の弁当の価格を引き下げた。原材料の調達の見直しや製造工程の効率化によって価格を抑えたということで、今後はトイレットペーパーや洗剤などの日用品についても低価格帯の商品を拡充するとしている。また、コンビニチェーンのミニストップは、ことし7月から従来より価格を抑えたおにぎりやパンなどのシリーズを新たに設けたほか、スーパーの間でも食品や日用品を期間限定で値下げするところが出ている。総務省の家計調査によると、7月に2人以上の世帯が消費に使った金額は、全体では前の年の同じ月より0.1%増えたが、食料に関して見ると1.7%減少。牛肉や豚肉から割安な鶏肉に切り替えるという動きも見られたという。総務省は、収入の増加ほど支出は増えていないとしていて、個人消費の動向をよく見ていく必要がありそう。
円相場を伝えた。
パリパラリンピックの閉会式が行われ12日間の熱戦に幕が下ろされた。パリパラリンピックには史上最多の168の国と地域、難民選手団の約4400人が参加した。閉会式では木村敬一と和田なつきが旗手を務めた。4年後にはロサンゼルスで開催される。ロサンゼルスでの開催は2回目、パラリンピックは初の開催となる。今大会で日本は金メダル14個、銀10個、銅17個を獲得した。
ドジャース・大谷翔平がガーディアンズ戦で自己最多の161安打、自己最多に並ぶ46号ホームランを打った。これでホームランと盗塁の数はともに46になった。さらに今季の通算打点を101に伸ばしシーズン自己最多打点を更新した。