米国12月の雇用統計は、強い結果だった。岡三証券・小川佳紀さんは「非農業部門雇用者数も市場予想を大きく上回った。10月がハリケーンで落ち込み、11月は反動で戻った。12月はそれを上回る。雇用内容は非常に強いと言えるが、中身を見ると少しまだら模様。製造業がまだ弱め。米国の製造業は足元少し景況感が改善しているところもある。ISM製造業指数は50を割れているが9カ月ぶりの水準。今年の米国の景況感、雇用を見ていくには製造業に注目。日本企業は自動車を中心に製造業がかなり減速したが、トランプ政権に変わるタイミングではあるが、米国の製造業が回復していけば、2026年3月期の日本企業の実績にも追い風では」などと述べた。