ホンダは2026年以降の新型モデルに順次採用する次世代の技術を公開した。ガソリンとモーターで走るハイブリッドの新システム。四つのタイヤがすべて駆動する4WDに使うもので、車体の後ろ側に新たに後輪用のモーターを設置。雪道などでも安定性が向上するという。2040年には新車の全てをEVあるいは燃料電池車にするという目標を掲げるホンダがエンジンを使うハイブリッドに力を入れる理由について、四輪事業本部・林克人さんは「EV本格普及期までハイブリッドが懸け橋になると考えている」などと話した。ホンダの去年のハイブリッド販売台数は65万台。2030年までに現在の倍にする目標。ハイブリッドは電動モーターを使うため、目標とする100%の電動化に移行しやすいと考えている。日産との経営統合を見据えながら新型車に必要な技術を開発。ホンダは自動車業界を取り巻く変革期を乗り切る体制を整えている。