国際部・矢野尚平デスクがスタジオで解説:談話のポイントについて「韓国・ユンソンニョル大統領が今後どこまで職務に関わるのか、大統領の任期の短縮などにも言及があるのかといったところが注目だったが、与党・ハンドンフン代表が“外交を含む国政には関与しないだろう”と述べたところがポイントではないか。今回の非常戒厳の宣言で国内から強い非難を浴びていた大統領自身もきのう午前の会見で“政局を安定させる方法はすべてわが党に一任する”と述べていた。国内政治については大統領ではなく与党や内閣が主導する形になると見られていた。今回、与党のハン代表は“外交にも大統領が関与しない”と発言。大統領は各国の首脳会談に参加するなど国家元首だが、与党としてはその外交にも大統領は関与させないと強調した形で、国民や野党に対して職務停止にも等しい措置だとアピールするねらいがあるのではないか」。
国際部・矢野尚平デスクがスタジオで解説:弾劾議案は廃案となった。ここまでの動き「ここ数日まさに韓国国内でも誰も想像していなかった急展開が続いた。野党側が提出した大統領の弾劾を求める議案の廃案につながった1つの要素がユン大統領による談話の発表。“政局を安定させる方法はわが党に一任する”と発言。これを受けて与党側が弾劾議案には反対するという方針を固めて本会議を欠席。必要な投票に達しなかったため投票が成立せず、弾劾議案は廃案となった。沈黙を保っていた大統領は国民向けに謝罪したうえで、そのような姿勢を示したところが廃案の流れを作った1つ」、今後の焦点は?「1つは、国民の声がどうなっていくのか。大統領の任期の短縮の動き。弾劾を求め国会議事堂前にきのう集まった人たちは15万人を超えた。与党側は弾劾が可決された場合と等しいぐらいに職務の停止をするということをアピールして国民の理解を得ようとする可能性がある。大統領の任期がどのようになっていくのかも焦点の1つ」。
国際部・矢野尚平デスクがスタジオで解説:弾劾議案は廃案となった。ここまでの動き「ここ数日まさに韓国国内でも誰も想像していなかった急展開が続いた。野党側が提出した大統領の弾劾を求める議案の廃案につながった1つの要素がユン大統領による談話の発表。“政局を安定させる方法はわが党に一任する”と発言。これを受けて与党側が弾劾議案には反対するという方針を固めて本会議を欠席。必要な投票に達しなかったため投票が成立せず、弾劾議案は廃案となった。沈黙を保っていた大統領は国民向けに謝罪したうえで、そのような姿勢を示したところが廃案の流れを作った1つ」、今後の焦点は?「1つは、国民の声がどうなっていくのか。大統領の任期の短縮の動き。弾劾を求め国会議事堂前にきのう集まった人たちは15万人を超えた。与党側は弾劾が可決された場合と等しいぐらいに職務の停止をするということをアピールして国民の理解を得ようとする可能性がある。大統領の任期がどのようになっていくのかも焦点の1つ」。