- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
国際部・矢野尚平デスクがスタジオで解説:談話のポイントについて「韓国・ユンソンニョル大統領が今後どこまで職務に関わるのか、大統領の任期の短縮などにも言及があるのかといったところが注目だったが、与党・ハンドンフン代表が“外交を含む国政には関与しないだろう”と述べたところがポイントではないか。今回の非常戒厳の宣言で国内から強い非難を浴びていた大統領自身もきのう午前の会見で“政局を安定させる方法はすべてわが党に一任する”と述べていた。国内政治については大統領ではなく与党や内閣が主導する形になると見られていた。今回、与党のハン代表は“外交にも大統領が関与しない”と発言。大統領は各国の首脳会談に参加するなど国家元首だが、与党としてはその外交にも大統領は関与させないと強調した形で、国民や野党に対して職務停止にも等しい措置だとアピールするねらいがあるのではないか」。
国際部・矢野尚平デスクがスタジオで解説:弾劾議案は廃案となった。ここまでの動き「ここ数日まさに韓国国内でも誰も想像していなかった急展開が続いた。野党側が提出した大統領の弾劾を求める議案の廃案につながった1つの要素がユン大統領による談話の発表。“政局を安定させる方法はわが党に一任する”と発言。これを受けて与党側が弾劾議案には反対するという方針を固めて本会議を欠席。必要な投票に達しなかったため投票が成立せず、弾劾議案は廃案となった。沈黙を保っていた大統領は国民向けに謝罪したうえで、そのような姿勢を示したところが廃案の流れを作った1つ」、今後の焦点は?「1つは、国民の声がどうなっていくのか。大統領の任期の短縮の動き。弾劾を求め国会議事堂前にきのう集まった人たちは15万人を超えた。与党側は弾劾が可決された場合と等しいぐらいに職務の停止をするということをアピールして国民の理解を得ようとする可能性がある。大統領の任期がどのようになっていくのかも焦点の1つ」。
冬型の気圧配置と強い寒気の影響で北日本〜西日本にかけて日本海側を中心に雪が降っている。午前11時までの24時間に降った雪の量は、山形・西川町大井沢で31cm、長野・白馬村で30cm、青森・八甲田山系酸ヶ湯で27cmなど。午前11時までの最高気温は北海道旭川市で−2.8℃、長野・長野市で1.5℃、石川・輪島市で6.4℃、東京都心で12.2℃などと各地で冷え込みが強まっている。雪は北日本と東日本の日本海側や西日本の山沿いではきょうがピーク。冬の初めは雪道の運転に慣れていない人も多く事故が増える。冬用タイヤを装着するとともに最新の気象情報を確認するなど雪道での運転や交通への影響に十分注意が必要。北陸や新潟県の平地などでは断続的に雨が降っていて、気象庁は今夜遅くにかけて土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけている。
被爆者の立場から核兵器の廃絶などを訴えてきた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)は、日本時間のあさってノルウェー・オスロで行われるノーベル平和賞の授賞式に出席する。代表委員・田中熙巳さん、田中重光さん、箕牧智之さんの3人や各地の被爆者などおよそ30人が羽田空港に集まった。授賞式では13歳のときに長崎で被爆した田中代表委員が演説を行い、伯母など5人の親族を亡くした自身の体験などをもとに被爆の実相や核兵器の非人道性を訴えることにしている。田中代表委員は「これまで被爆者がやってきたことを、続けていくには世界の支持も必要」と語った。代表団は授賞式に出席したあと今月12日まで現地に滞在する。
エンディングの挨拶。