2024年12月7日放送 18:00 - 18:45 NHK総合

ニュース

出演者
利根川真也 
(オープニング)
オープニング

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(ニュース)
速報 ユン大統領の弾劾求める議案 説明始まる

韓国の国会でまもなく行われるユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の採決について、韓国の公共放送・KBSの中継で伝える。現在はユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の説明、野党議員による議案の説明が行われており、国民の力の議員の名前を、一人一人読み上げながら、議場に戻ってくるよう呼びかけているが、事実上、与党「国民の力」の議員たちが、アンチョルス議員以外は退席したため、否決が確実視される状況となっている。また「国民の力」のチュギョンホ院内代表が辞退を表明するという話も入ってきている。アンチョルス議員はきのう「大統領がみずから退陣の計画を明らかにしないかぎり、賛成するしかない」ということを言っていたので、賛成の票を投じるために残っている可能性があるという。現状、国会の議席数は300あり、与党の賛成が8、少なくとも8必要という状況で、今、アンチョルス議員1人しか議場内にはいない。

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速報 ユン大統領 弾劾求める議案 採決へ/韓国 ユン大統領 の弾劾議案”事実上否決の見通し”

韓国の通信社、連合ニュースなど複数のメディアは、ユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の国会での採決を前に与党国民の力の議員のほとんどが退場したことから、事実上、否決される見通しとなったと伝えた。このまま弾劾が否決された場合、大統領は職務を一時停止されることなく、職務を続行することになるということになる。一方、国民はきょうも大勢の人が広場に集まって、弾劾すべきだという声を上げており、かなりの反発も予想される。

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韓国 ユン大統領 の弾劾議案”事実上否決の見通し”

国会議事堂の本会議場の近くでは野党の政党関係者、およそ100人以上が集まり、ユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案について本会議が開かれる中、その行方を見守っている。ユン大統領の弾劾を巡る議案の評決が行われるのに先立って、与党こくみんのとうの議員のほとんどはこれに参加せず、席を立ち、議場を後にした。これに対し、野党関係者は国民の力の議員らが出てきた出口に詰めかけ「憲法に違反する政党だ。解散せよ」とか「内乱に共謀した人たちを拘束しろ」などとして、シュプレヒコールを上げていて、現場は騒然としていたという。

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「非常厳戒」宣言突然の発表からの経緯

12月3日の夜、ユンソンニョル大統領は一切の政治活動を禁じる非常戒厳を突然発表した。国会の建物には軍の部隊が展開。この事態に、最大野党共に民主党のイジェミョン代表はみずからも塀を乗り越えて、国会に駆けつけた。また周辺には多くの市民が集結。兵士らともみ合いになり混乱が続いた。事態が緊迫する中、韓国の国会は4日の未明に本会議を開催し非常戒厳を解除するよう要求する決議案を、全会一致で可決した。そして宣言からおよそ6時間後解除された。非常戒厳は軍事政権下ではたびたび宣言されていたが、1987年に民主化されて以降は、今回が初めて。国会や集会など、一切の政治活動が禁じられるほか、すべてのメディアが戒厳司令部の統制を受けるとされていて、違反者を令状なしで逮捕や拘禁することができる。ユン大統領を支える与党は4月の総選挙で大敗していて、国会では予算案が通せないなど、厳しい政権運営を迫られていた。また、キムゴニ夫人を巡っても、高級ブランドのバッグを受け取った収賄の疑いなど、さまざまな疑惑が取り沙汰されていて、ユン大統領の支持率は落ち込んでいた。

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韓国 ユン大統領 の弾劾議案”事実上否決の見通し”

韓国国会の現在の様子を中継。野党議員による提案説明が終わり、ユン大統領の弾劾議案に対する採決が始まった。与党・国民の力でこの議案に賛成の意向を示していたアンチョルス議員も投票を行った。野党が提出していたユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の採決を含む本会議、きょう午後5時過ぎに始まった。まずユンソンニョル大統領のキムゴニ夫人の疑惑に関する特別検察官の任命を巡る法案の採決が行われた。弾劾の採決に先立って、与党国民の力のほとんどの議員が議場を退場していて、韓国の複数のメディアは、事実上、否決される見通しとなったと伝えている。国民からは弾劾すべきだという意見が多く上がっており、世論調査では7割以上の人が弾劾すべきだという調査もあった。これを受けて与党側は、仮にこのまま否決されたとしても、改めて臨時国会の開催を要請したうえで、そこで改めて弾劾議案を提出するといった可能性もある。たとえこのあと大統領が任期を短縮する動き、それから与党が一緒になって大統領の権限を弱めるような形において、責任を取らせるという動きがあるかもしれない。権限はあるものの、影響力はかなりなくなって、これまでのようなリーダーシップを取った政権運営というのは、本当に難しくなると思う。与党と連携しながら政権運営に当たることになるが、ここからはむしろ、そういうみずからが前面に出るというよりは、少し引いた立場で与党と共にという姿勢を示すしかない可能性がある。過去に弾劾の議案が可決されたのは2度あり、最近ではパククネ大統領のときはそのあとの手続きで憲法裁判所も弾劾は妥当という判断をして、大統領は罷免された。一方でノムヒョン大統領のときは、同じようにこの弾劾が、議案が可決されただが、その後、憲法裁判所は弾劾は妥当ではないという判断を示して、ノムヒョン大統領は職務に復帰した。そして今回はかなり混乱をきたしたけれども、まだ結果は出ていないけれども、事実上、否決される見通しとなっている。この結果が韓国国内に与える影響を改めて教えてください。いったんは、そうした大統領の職務停止という事態には、避けることができたので、いわば外交面とか、そういった部分では職務停止になるよりは影響は少なくなる。一方で国内はやっぱり混乱は引き続き続く可能性がある。

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