きょう党大会を開いた保守系の与党「国民の力」。キム・ムンス前雇用労働相を公認候補に選出した。一方、革新系の最大野党「共に民主党」は1週間前にイ・ジェミョン前代表を公認候補に決定。ユン前大統領の弾劾を強く求めたイ前代表は各種世論調査で次の大統領候補としての支持率がトップだ。イ前代表は前回の大統領選挙の際に虚偽の発言をしたとして公職選挙法違反の罪に問われている。3月には高等裁判所で無罪判決が言い渡されたが、おととい最高裁判所がこれを取り消し審理をやり直すよう命じた。これに対し与党側は保守票の分散を懸念している。きのうはハン・ドクス前首相が無所属でも立候補を表明した。与党陣営からはキム・ムンス前雇用労働相とハン・ドクス前首相との間での候補の一本化を求める声も上がっている。