少子化によってペット需要が増えている韓国だが、少子化は韓国国内の安全保障にも影響を及ぼしている。今年7月時点での韓国軍の兵力は約45万人で、2019年の約56万3000人から11万人減少している。(連合ニュース)。先月、韓国国防研究院が北朝鮮からの防衛に常備兵力が50万人必要と発表。韓国の2022年の新生児は25万人未満で、20年後に採用可能な男性の数が約12万5000人になる。(CNN)。明海大学・小谷哲男教授は「現在の軍の水準維持には毎年20万人の徴兵が求められるがかなり厳しく、ここ数年、女性の活用が議論になっている」と話す。現行法では女性も志願により軍務に就ける規定があるが、将校や副士官での採用のみとなっている。先月19日、野党「国民の力」の議員が一般兵として採用の道を開く兵役法の改正案を発議した。(ソウル新聞)。小谷教授は「少子化への対応で女性の軍人を増やしたい一方、女性が軍で生活を送るため、逆に少子化につながるというジレンマがある」と根本解決には至らないと指摘した。増田は「兵士として戦ってきた人たちの後の状態がひどい。特に女性はメンタルも心身ともにやられてしまって普通の生活ができない状況になる」、田中は「自発的に結婚したいとか子どもを持ちたい人を自律的に増やすしかない。そのためには希望を持たせるような社会に日本も韓国も変えていかないと抜本的には少子化に歯止めは打てない」などとコメントした。
