長野県須坂市の中心部にある古い町並みは今年8月国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。その一角にある古民家がお化け屋敷に。小田切綾子は地元で不動産業を営んでいて、4年前親戚から頼まれてこの古民家を購入。歴史ある貴重な建物を活用したいと考え、地域の子どもたちのためにお化け屋敷にすることを思いついた。古民家はかつて製糸業を営む店舗や住居として使われてきたが、しばらくは住む人もなく痛みがひどかったという。元々部屋数が多い部屋をさらに仕切りを作り迷路のようにして怖さをアップ。お化けの人形や小道具も小田切自身が用意した。お化け屋敷と言えば夏だが、ここでは一年中土日祝日にお化けたちが出迎える。この日訪れた3組の家族も、怖がりながらも楽しんだ。小田切はいちばんいい使い道で使えればそれがその家にとって一番いいことだと思う、もっとたくさん子どもたちに見てほしいと話す。