中国軍による台湾周辺での軍事演習がきのうに続き、きょうも行われた。きょうも、軍事演習を続けているとして、SNSに動画を投稿した中国軍。ただ、ミサイルが発射された様子は映されていない。ミサイルを打ち上げる動画も投稿しているが、アニメーション。中国軍の動きを確認しているとして、台湾側は、上空から捉えた艦艇の動画などを公開。離島、金門島の周辺でも警戒を強めていた。こうした中、中国軍は頼清徳政権が連携を重視する米国をけん制する動きも見せている。複数の爆撃機を台湾より東側に出動させ、中国が対米国の防衛ラインと見なす、いわゆる第1列島線を越えて模擬攻撃を実施したと伝えられている。さらに、制裁も発表している。頼政権が発足した今月20日、中国は台湾への武器売却に関わったとして、米国企業3社について、中国との貿易を禁止するなどとした。その後も台湾に関連して、米国の企業や個人への制裁を発表している。
中国が圧力を強める中、台湾の林佳龍外交部長は「内政問題ではなく国際社会が注目する問題だ」「私たちは中国の軍事演習によってひるむことはない」などと述べた。軍事演習を2日間行うとしていた中国軍。日本時間の午後5時ごろにコメントを発表し、台湾の東側の空域と海域で演習が続いているとしている。当初の発表どおり、きょう終了するのかどうかが焦点となっている。
中国が圧力を強める中、台湾の林佳龍外交部長は「内政問題ではなく国際社会が注目する問題だ」「私たちは中国の軍事演習によってひるむことはない」などと述べた。軍事演習を2日間行うとしていた中国軍。日本時間の午後5時ごろにコメントを発表し、台湾の東側の空域と海域で演習が続いているとしている。当初の発表どおり、きょう終了するのかどうかが焦点となっている。