エクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道は新たに整備した乗務員の養成施設をきょう公開した。養成施設はことし4月につくばみらい市の車両基地内に整備され、開所式と関係者向けの内覧会が行われた。首都圏新都市鉄道はこれまで乗務員を養成する自社の施設がなかったため別の鉄道会社の施設で免許取得までの講習を受けていたが高速での走行など自社に特化した技能を身につけるため追加でおよそ3か月の訓練が必要だった。乗務員の育成期間を短縮しようと整備された施設には実際の路線を再現した専用のシミュレーターやパンタグラフなど自社の機器を学ぶことができる設備が備えられている。ここで免許を取得したあとはすぐに現場で働けるようになる。乗務員の養成は、ことし9月から始まることになっている。