フランス革命の舞台となったコンコルド広場ではスケートボードが行われ、1900年の万国博覧会で建てられたグランパレではフェンシングが行われるなどパリ五輪では会場の95%が既存か仮設の施設が利用されている。馬術はベルサイユ宮殿の敷地内で行われた。17世紀には2000頭超の馬が宮殿の厩舎で飼育されこの地で訓練を重ねた騎馬隊の伝統がフランス馬術の原点となっている。近くには今でも多くの乗馬クラブが存在している。馬術・フランス代表・コランタン・ポティエ選手は「歴史のつまったベルサイユで競技できることが大きな力になる」などと期待を話し「すべての会場が魔法のように素晴らしい。このオリンピックはフランスやスポーツにとって重要なレガシーになる」と話した。ベルサイユ宮殿やグランパレでは大会に合わせ整備が行われ貴重な文化財を次世代に繋ぐきっかけにもなっているということ。